仙台で行われるX線検査のメリットとデメリットをおさらい
メリット①精度が高い
仙台には13もの非破壊検査の会社があり、非破壊検査を行いたい方にとっては非常に恵まれた環境です。特に、X線検査においては非常に精度の高い検査結果を期待することができます。X線装置によって、表面にあったとしても肉眼では目視が不可能な、物の内部にある欠陥を検出することができるのです。そのため、欠陥部位や大きさ、形状を高い精度で把握することができるでしょう。
メリット②金属・非金属どちらにも対応
X線を用いた検査は、金属材料(溶接部や鋳鋼品)でも非金属材料でも適用することが可能であるというメリットがあります。磁粉探傷検査は、磁石に吸引される強磁性の材料にしかできず、過電流探傷検査では誘導性のあるものしか検査することができません。金属材料でも非金属材料でも精度の高い検査結果が得られるX線検査は、非常に需要のある検査方法として重宝されています。
デメリット①安全管理が不可欠
X線検査のデメリットとして挙げられるのは、安全管理が不可欠であるという点です。X線検査の注意点でも記述した通り、X線は放射線の一種なので、誤った使い方をすると被ばくする恐れがあります。被ばくすると、ガンや白血病、遺伝病などの様々な健康被害が発生してしまうので、他の検査方法に比べて徹底した安全管理が必要となるでしょう。
デメリット②装置が高額
また、安全管理以外のX線検査のデメリットとして、装置が高額であるという点が挙げられます。X線検査装置には非常にさまざまな種類がありますが、安いものでも300万円程度、高いものでは500万円以上の値段になります。精度の高い内部検査をしたくても、数回検査をするためだけに数百万円もかけられないという中小企業もたくさん存在します。