仙台の非破壊検査について知りたい!どんなシーンで役立つ?
表面の欠陥検出
非破壊検査は、非常に画期的な技術として利用されており、様々なシーンで役に立ちます。そのうちの一つが、対象物の表面上の欠陥を検出したいときです。磁粉探傷検査や浸透探傷検査、過電流探傷検査においては、対象物の表面にある、肉眼で目視することが不可能な傷やへこみなどの欠陥を、高い精度で検出することができます。
内部の欠陥検出
非破壊検査においては、表面上だけでなく内部の欠陥を検出することができる検査方法も存在します。それが、X線などを用いた放射線透過検査です。この放射線透過検査では、表面上の欠陥を検出することもできますが、内部の欠陥を非常に高い精度で検出することが可能です。コンクリートの建造物など、破壊して検査することが不可能な物の内部でも容易に検査することができます。
厚みを測る
また、過電流探傷検査と放射線透過検査では、対象物の厚みを測定することも可能です。過電流探傷検査では、過電流の変化を検出することで、放射線透過検査では、放射線を照射して内部の奥行きを投影することで測定できます。ボイラー管の内面スケールの厚さを測定する場面や、高温や高圧などによって摩耗する、または化学的腐食によって配管壁の厚みが薄くなる減肉という現象を調査する場面で活躍します。
ひずみを調べる
非破壊検査では、「ひずみ」を測定することも可能です。各種の機械製品や製造設備などは、荷重や各部位に加わるストレスなどが積み重なり、「ひずみ」を発生させる原因になります。この荷重やストレス、対象物の機械的性質、対象物の使用中の状態を調査することで、ひずみの非破壊検査を測定可能にしました。ひずみを検出するためには、「ひずみゲージ」という素子を利用します。対象物の表面に接着し、対象物が受けるのと同じひずみを受けることで測定するのです。